カントリーブーツ・ワークブーツのお手入れ

2012/01/11

カントリーブーツのお手いれ

ドッド 旬のカジュアルブーツ、デイリーケアと保管

男性なら1足は持っていたい、上質なカントリーブーツ。トリッカーズやレッドウィングなどのブーツを、こだわって選んで大事に履かれる方が増えています。
そこでこのコーナーでは、カントリーブーツのお手入れや保管について、詳しくご案内します。



カントリーブーツの特徴

こういったブーツとの付き合いは長くなるもの。 メンテナンスをしながらエイジングを味わうのも楽しみの一つと言えるでしょう。
カントリーブーツの素材には、オイルをしみ込ませた「オイルレザー」や「オイルヌバック」も あれば、一般的なスムース革のものもありますが、実際、購入されてからしばらくたってしまうと、なかなか見分けがつきません。
また、オイルを与えてあるのは「水や汚れを浸透させず、革をしっとり保つため」 そのため、その後のお手入れも表面の汚れを軽く落として、質の良いオイルを補ってあげることが 一番大切になります。 そのためにミンクオイルや缶に入ったワックスなどを使う方も多いでしょう。

ですが、もし貴方が登山などハードなアウトドア環境でブーツをはくのでなければ そこまでのしっかりした油分は必要ありません。 街歩きのためのブーツに、余分な油分を与えると手触りがべたつくだけではなく かえってほこりや砂が表面に付着しやすくなってしまいます。


カントリーブーツの日常のお手入れ

どの靴にも言えることですが、どんなに気に入っていたとしても 続けて履かないことが鉄則です。 また、雨などでブーツが湿っている時には、中に除湿剤だけ入れて しばらく乾燥させてからお手入れをしてあげて下さい。

この方法のいいところはオイルドレザーでも、スムースレザーでも、 オイルヌバックでも同じようにお手入れできるところです。 スニーカーにも応用できますので、この機会にマスターしておくと便利です。

では、始めましょう。

●まずはブラッシングで表面の汚れを落とします

豚毛ブラシなどこしのある天然の毛のブラシで表面の泥やホコリ、 コバの部分の汚れを落とします。

●クリーニングと栄養補給は専用のローションが便利

使用するのは、サフィールの【オイルレザーローション】。アウトドア、スポーツのための靴、ブーツをメンテナンスするローションです。
サフィールオイルレザーローション
ニートフットオイル(牛脚油)とホホバ油ベースのローションで、皮革に潤いを与え、オイルドレザーの美しさを引き立てます。 ベトつきの残らないサラッとした仕上りで、オイルドレザーに必要な油分を補い、保革性と防水性を高めます。 ウォーキングやカジュアルなどのタウンユーズの靴への使用に適しており、日常のお手入れ向きです。

このレジャーローションのキャップを指で押さえながら、よく振ります。
ローションをクロスにとってなじませ(ローションと言ってもどろっとしたクリーム状です。) 全体に塗り伸ばしながら、表面の汚れをふき取ります。

柔らかく、良く伸びるのでこれならメダリオンなどの飾りの部分にも残らずにお手入れできます。塗った部分はつやが出て、革がいきいきしたように感じられます。

スポーツ&レジャーローション

乾いたら最後にブラッシングします。

●色の活性化も同時にできるようになりました。
 
ミディアムブラウンとブラックのブーツには、【サフィールスポーツ&レジャーローション】で 色を補うこともできます。(写真のレッドウィングのブーツもミディアムブラウンでOKでした)
スポーツ&レジャー ローション

●しあげに、ブラッシングかからぶきでローションをなじませます

どうしても部分的に多めにローションが残る部分があったりもしますので、 ぬりむらをなくして、うまくなじませつつ、艶を出す仕上げの工程です。
この他に特に防水スプレーをする必要もありません。登山などハードな環境で使用される場合のみ缶入りのワックスなどを併用されることをおすすめします。

●内側への気配りもお忘れなく

汗による湿気や雑菌、臭いがこもりがちなブーツの内側。 履いた後は、すぐに優秀な炭を使ったこちらの除湿ブーツキーパーをセットして 一晩置くことがとても大切です。
炭草花【ブーツキーパー・セル ベリーショート】

その後、型崩れを防止する木製シューキーパーとチェンジしてあげられるとベターですが 除湿ブーツキーパーは最低限の必須アイテムだと言えます。

●その後のデイリーケアの頻度

履かれる頻度が人によってかなり違うことが予想できますので、 一概にお手入れの間隔をご案内するのは難しいですが・・・。 履いた後のブラッシングは毎回欠かさず、 概ね5回くらい履いたら・・同じ手順でケアしてあげることをおすすめします。


続きはこちら>>
(カントリーブーツの型崩れ予防策・カビなどのトラブル対処法)


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